最近肌寒い日が続くので、ついつい長湯するようになって参りました(笑
風呂に入るとき、たまに片方の耳を完全に湯の中につけて、水中の音を聞いてみる、なんてことをするのがけっこう好きです。たいていは長湯をしているときの遊びで始めるのですけど、色々な音に気がつくことができるので、案外、面白いんです。
水中は空気中とくらべて音がよく伝わり、小さい音でもよく聞こえますよね?そのかわり水音なども入ってしまうので、プールとか水の動きの多いところでは雑音ばかり聞こえることになります。でも、深夜に入浴しているときには、そうした雑音が入らない環境ができ、自身の体に関わる音に耳を傾けることができるんです。
おおざっぱに言ったら、体に聴診器を当てているような感じの聞こえ方かも知れません。(だとしたらちょっと精度の低い聴診器かも・・・・)
聞いて面白かった音といえば、
骨を叩いたときの、芯のある高い音
歯をかみ合わせる音。かきーん、と頭蓋骨に響きます。
鼻腔を通り抜ける呼吸音。まさにシュノーケルをしているときのようです。
心臓の鼓動と、血流のノイズ。・・・これは耳の血管からの音や心臓と頭蓋との間での拍動にタイムラグも混じるのでわかりにくいのですけど、胸椎に指を当てて心拍のリズムを拾いながら音を探すと聞こえてきました。
まあ、なんというか、わりと当たり前な音を聞いて楽しんでいたわけです。でも、何となく落ち着きます。ああ生きてるって感じがするし、体の力がうまく抜けてないと音も聞こえてこない(自分の場合ですけど。)からあるていど目安になります。
それでも、さっき面白かったのは、肘とか、膝とかの関節の軋んでいる音。
脱力して水中に四肢を浮かべて、ほんの小さな動きだけをやってみると、油を差していないドアの蝶番が軋むような音と振動が生じていることがあります。なんだかガンプラとかで関節が可動してポーズがつけられるものがありましたけど、ああゆうプラモデルは関節の部品のつくりがきつきつで、摩擦を利用して関節が止まっているものがありました。そうした「詰まっている」関節をイメージするような振動と音が聞こえてきて、改めて肘に無理かけてるな、ということに気がつきました。
コメント