先日の記事にも紹介しましたが、ヨガフェスタ2010でのmahamudora(マハムードラ)というイベントに参加してきました。 とはいえ、ヨギーとしての参加ではなく、コンタクトインプロヴィゼーションのパフォーマンスを担当しています。(最後にマントラを大合唱するという役も付いたけど 笑)
プロデューサーさんの言うイベントの方向性としては、ヨガを行うことは個人の活動だけど、そのヨガを愛する個人のエネルギーが集まることで世の中に強いメッセージを発信していけるのではないか、というものでした。その上で、コンタクトインプロの人たちには当日の場所やオーディエンスの雰囲気、空気感やエネルギーを捉えてパフォーマンスをしてもらいたい、という要望とオファーをもらっていました。
映像でメッセージが流れている時間に加えて、10分間程度が僕らの時間になり、けっこうどきどきの舞台になりました。ただ、即興とはいえ、空気感や客席からの強い視線を受け止めて何かを表現しようとするのはさすがに骨が折れるなあ、という感じもあります。どうしても決め込んだ動きや得意なムーブメントに頼ってしまいそうな、軟弱で独りよがりな自分がいることにイヤでも気づくのです。気が付けば呼吸が浅くなり、浮き足立って、一緒に舞台に居る人たちとのつながりが希薄な記号になってしまう・・・そんな危うさがパフォーマンスの時にはあると感じます。もっとも、それは場慣れしてないときには誰にでもあることですけどね。
しかし、決まりきった動きを見せるダンスのパフォーマンスとくらべれば、すべてが不確定で、何がおきるのか当事者にも解っていない、という設定はあまりにも不安で、不安定です。そんなときに必要なのは、何がおきてもとにかく反応ができる事であり、そのためには、地面にしっかりと足が着いていることと呼吸ができていることが重要だと思うんです。
先日の打ち合わせ兼リハーサルの後、そうしたことを考えていたので、本番までの間とその後今日まで、少しだけヨガに真剣に取り組んでみました。
写真は[maham u dora]ブログからの引用です http://ameblo.jp/mahamudra/
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