Rolfing® Studio Gravitation

コロラドスプリングスへ

Colorado SpringsにあるGarden of the God へ行ってきましたよ。
いつも日本にいるときは出不精でインドアスポーツ派（笑）の自分なんですが、
コロラドにいて家の中にばかりいたら、それこそ不健康極まりない気がしてきました。
何ででしょうね？
あまりにも外の陽の当たるところが気持ちよくて、ついつい太陽光線を捜し求めて毎日を過ごしている気がします。
だって平均気温4℃とか予報で言っていても、
午後2時の日向は半袖おっけーなんですもの。

こちらでKerry(という壮年男性)がえらい親切なナイスガイで、彼に車で連れて行ってもらうことに。
BoulderからDenverを経由して、ハイウェイを飛ばして2時間あまりで到着。
ロッキー山脈のPikes Peakを背景に、緩やかな稜線が続く中に突如現れた真っ赤な砂岩群。
この辺りだけいきなりの異世界です。

神様のお庭、と安易に訳してしまっていいのか微妙ですが、
巨大な誰かが空からチェスの駒をレイアウトしているような、
すごく大きな、恣意的なものさえ感じる空間。
谷間になっている平坦な土地のなかに、真っ赤な砂岩質のざらついた、個性的な岩たちが
所々ににょきにょきと生え、さくっと突き刺さっているような造形を見せてくれいます。

しかもこの日はラッキーなことに、
雪が降ったばかりのため、うっすらと雪化粧している奇岩たちが
なんとも神妙なたたずまいです。
でも僕は半袖～～☆
微妙に凹凸のある岩を見ると、登りたくなって仕方がありません。
せっかくボルダリングの本場、Boulderにいるんだから登らなければ損だ！
････とは常々思っているのですが、現状に、ボルダリングのためのトレーニングを加えるのはかなり無理････中途半端にやると危険極まりないスポーツであるだけに、
しっかり準備しないと！！（と言い訳をしてみる。）
つくばのシネコンにあるクライミング用の壁にすら、まだトライしてないのにね。笑

でも市内にあるモンベルのショップに寄った時は、クライミング用のシューズの造りに惚れ惚れして履いた時の足の使い方をかなり想像しまくってました^^


それにしても今日はサンクスギビングデーの翌日ということで、アメリカ全体が一年で一番買い物をする日なんだとか。つまりバーゲンの日。
神のお庭に行く途中にあるアウトレットモールでは通常価格の3割引をさらに3割引にしてくれるスペシャルサービス･デー。なのでほぼ半額でアディダスのグッズを買うことができ、ホクホクでした。

サンクスギビングディナー

私が滞在しているお宅のご主人、毎年ご友人の所に呼ばれて
Thanksgiving dayを過ごされるそうで、今年はついでに僕も連れてってもらえることになりました。
アメリカの伝統的なサンクスギビングの料理が戴ける、ということで
むしろ私の方が「くれてありがとう」的な状況。
原初の合衆国の例を鑑みて、良い関係を築いて行けたらと切に願います。

築100年以上の歴史的建築が立ち並ぶ住宅街の一角に到着し、
我々が持参したワインとチーズ・クラッカーでゆっくり始めたディナー。
ロルフィング自己紹介をしていたら、呼ばれた先のご主人であるJimさん、随分前にロルフィングを受けたそうで、その場で念入りに効果と体感したことを詳細に伝えてくれました。
しかもワークしたのはエメット・ハッチンスというから驚き。
（エメットについては浅学のため、まだなんと表現するべきか判りかねますが、今のところは
ストラクチュアル・インテグレーションの生きた伝説、とでも言ったらいい存在でしょうか。）
お家の中はJimさんが画いた絵とクレイアートで一杯で、なかなか只者でない雰囲気です。

奥さんのMaryさんが作ってくれたディナーは超美味なサラダで始まり、
七面鳥の丸焼きに、茹でたインゲンマメ、スタッフィングにグレイビーというソースをかけて
みんなしてお腹一杯頂きました。付け合せにクランベリー。
このスタッフィング、七面鳥の「中身」だそうですが、内臓っぽい感じのあまりしない、
ふわふわした食感のする大振りなそぼろのような感じでした～。
何せ始めてのサンクスギビングなので、その良し悪しなんて判る訳は無いのですが、
腹いっぱいに頂けるほど、美味しかったということはできます！！！

話は柔道に及び、北京での谷亮子への判定には納得がいかない、とか
うちのムートさんが師匠を投げちゃって茶帯をもらったとか、
Jimが合気道を習っていたとか、
合気道と柔道の哲学について教えてくれと言われてやや言葉に困ったりしながら、
Boulderでは若い人が大勢太極拳を習っている、などといった話が盛り上がってました。

そういえば先日の日記でも言及したことがあるけれど、
サンクスギビングの起こりについては、アメリカ人の中にも多様な歴史観を持つ人たちがいるのだと
思わされる機会が。
Maryはクエイカー教徒だそうで、クエーカーの伝統に従って我々は食事を始めたわけなんですが、
始めに日本人の自分にサンクスギビングの起源について語ってくれました。
そしてピルグリムファーザーズとその後の合衆国の伸長に伴うネイティヴインディアンとの間の確執、そしてあまたの虐殺があったこと。同席していたMaryのお母さんはあまりいい顔をしていなかったけれど。
インディアンの領域を圧迫していった要因としては、膨大な移民の流入がそうさせた、と言う意見があり、その場は大きな議論には発展しないまま、サンクスギビングを祝ったのでした。
あまりに多様な宗教観と教義、民族性をまとめるために、アメリカはこの日を必要としているのでしょう。

日本に帰るまでにもう一度会うことを約して、素敵なご家族にお暇を告げました。
いい日です。

 

2 コメント

Unknown (ゆい)

2008-11-29 23:41:53

スタッフィングは内臓じゃないよ。
焼くときにおなかの中に‘何か’を詰めて焼くのよ。
そしたら数時間焼くうちにターキーの肉汁が
たっぷりでてきてその‘何か’に染み込むの・・・たっぷりね。ひっひっひ。
その‘何か’を引きずり出して、わたし達は食べてるって
わけさ。・・・無知って恐ろしいよね。

まぁ主にクルトン（パン）なんだけどね。

ああやっぱり (tomu)

2008-11-30 02:11:18

ご指摘ありがとう＾＾）／
あれはクルトンだったのね～。そんな気はしていたけどやたら肉っぽいし。肉にしてはふかふかだし。
たしかに6時間？も焼いてるうちにはいろいろ出てくるだろうね～
でも自分の好みとしては、内臓で良かったんだけどさ。
砂肝とか、ハツとか、タンとかレバーとか大好きだし。
（←焼き鳥かよ。）

ありゃま、リャマ。

日が昇ってきたのでランニングに出かけました。
残念ながら曇っているので、気温、体温ともになかなか上がりませんが、
モチベーションだけは上がりまくりです！！
（体を動かすことに関してだけなのですが・・・笑）
なぜなら、ラマを撮りに行く、という理由があるからです！

先日走っていたらどうも見慣れない動物を発見したので、まさかと思ってwikiを見たら、
リャマ！！！（もしくはラマ。）の可能性高し！
http://ja.wikipedia.org/wiki/リャマ

・・・だが飼われてます。。。しかも白・茶・黒など１０頭くらいが牛の柵のとなりで。
アンデス山脈に行かないと見れないと思っていた動物が間近に！！！
しかし、どうもwikiの画像と較べると、平地にいるせいか、逞しさに欠ける面は否めないかと。。
警戒心が強いのか、あまり寄ってきてはくれない。。。

せっかくアルパカの毛でできた帽子をかぶって少しカモフラしてきたのに（泣）
仕方ないから今日こそはと持ってきたカメラで、少し望遠で撮影しました。
つぶらな目がかわい～～～～。

Boulderでラマを何のために飼っているのだろうかと不思議に思っていましたが、
先日ふさふさだったはずの毛が刈り取られている奴もいるところを見ると、
ただ道楽で飼っているわけではないようです。
ひょっとしたら先日までやっていたFarmer's Marketなどで出店するなどして、
目に触れる機会はあったかもしれませんね。。

リャマ（ラマ）はラクダ科で、その祖先は北アメリカのこの辺で発生してユーラシアでラクダに、
南アメリカでラマ科の４種に分化していったんだとか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ラクダ科
そして北アメリカでは絶滅してしまってラクダ科の系統の動物はいなくなってしまったそうです。
意外なところに驚きがあるBoulderでした。

コンタクトin Boulder

コンタクト・インプロヴィゼーション、というダンスのジャンルがあります。
そのなのとおり、踊り手がコンタクト・つまり体のどこか相手に接している状態で即興の動きをつくっていくこと、かな？

定義のよしあしはともかくとして、動きの質や流れや形態をあまり定義しすぎないところが、とても自由でいいと
僕はかってに思って参加してます。


東京都内ではこちらのスタジオでのジャムセッションのお邪魔したことがあります。↓
http://www.t3.rim.or.jp/%7Eemajima/cij-j.html

トップにある写真でだいたいの感じを想像してください☆
ややアクロバチックな動きも楽しめるのが良いところでもあります。


そ・れ・で、コロラド大学にはコンタクトインプロ（略してＣＩ）できる場所なり人なりがいるんじゃないかと
ヤマを張って探してみましたが、はずれ。
調べてみたらどうやらBoulder市には州都・デンバーよりＣＩをしている人や活動しているダンサーが
随分いるように見えます。（あくまで局所的な見方ですが。）
ＣＩまたは類する活動をしている団体をいくつか見つけたので、さっそくコンタクトとって
そのうちの1つに行ってきました！


「Contact Improvisation Lab」
毎週日曜ＡＭ１０－１２時に活動していて、
参加する個人がＣＩを通じた探求を深める場所として、時間と場所が提供されている、という感じのところ。
初めと終わりに皆で輪になるのが特徴的でしょうか。
感想や事故の有無や個人の許容できることやできないことなどを皆でシェアしてます。
すごくアットホームな雰囲気を感じられるうえに、
みんな、スタートからコンタクトインプロのモードに入るのが早い

注意事項とかの話が終わって水を一口飲んで振り返ってみたら、
そこはすでに20人以上がめいめいのパートナーと動きの模索中。
すでにエキサイトして太極拳ＶＳ合気道のようになっている壮年男性方たちもいて
どこから入っていいかさっぱり☆わかりません！！
とりあえず瞑想組にはいって、15分くらいしてからスロースターターでいきました。
（あとは最後までノンストップでしたが。。汗。）

２～３年のブランクが空いていた自分にとっては、体の隅々の細胞が活性化したような感じ。
また行きます！！
Ｂｒｅｔｔという宮崎に居た事がある愉快な知人もできたことだし。

サンクスギビング

学校は来週、サンクスギビング・デーの祝日があるため、丸々一週間の休暇になりました。

敬老の日っぽい祝日とか、いくつか祝日をすっ飛ばして授業を続けてきたのに
thanksgiving's day にはどかんと休みを入れてしまうという学校の方針も不思議に思える
ところなんだけど、
逆に考えれば、ほかの祝日なんかはどうでもいいのよ、みたいな主張にも思えます
サンクスギビングはみんな家族や友人とパーティーがあるから
その前後にはおちおち勉強や仕事なんてしていられない、
のかも知れません（あくまで想像ですが）

聞いた話だと普段２４時間営業しているスーパーですら
11月27日は半日で閉まるんだとか。

クラスメートにサンクスギビングの起源について聞いたら、
「ピルグリムファーザーズが初めの冬を越す食料が無かった時に、
原住民の集落に会って、アメリカ大陸原産の食料を分けてもらうことができ、
生き延びることができた。」
ので、その故事を記念するお祭りなんだとか。

七面鳥やとうもろこし、クランベリーなどなど、現在もアメリカの食生活の核にある食材たちは、アメリカ原産のものだそうな。
それらを分け与えてくれた先住民族への感謝の気持ちはどこへ行ってしまっているんだろう？という疑問が湧いてきますが、
この祭日は大統領選挙ほどでなくても、アメリカ人にとって重要なイベントであることには疑問の余地がないわけです。
被征服民や移民、異教徒であっても、国家としてのアメリカにアイデンティティーを感じる人みんなにとっての共通項になっている祭日なんだなあ、と感じます。

それにしても、休みの間なにしようかな。。。。
授業ノートや領収書が整理されないまま。頭のなかも整理されてないし。
普段遊んでた分、ちょっと仕事して、
飽きたら山にでも登ります。
ついでに、コンタクトインプロビゼーションのグループを見つけたので、飛び込み参加してきます！！（結局あそんでますけどね。。。）

The Flatiron

今日は起きたら一面の雪

休んで疲れをとることにしたかったけれども、
ホームクリーニングの人が来る予定の日だったので家から退散することに。

んで、近くの山まで走ってきました。
その名もフラットアイアン。
カメラ忘れたので、画像は「ボウルダー探検隊」というサイトから拝借しました。
山の上までくねくねと続くトレイルを見ると、自然と登りたくなってくるのは
私がバカで高いところが好きなせい？
などと自問自答しながらも、
ちゃっかりトレイル用の装備で来てます。。。

前日のＲｏｌｆｉｎｇのクラスで受けたワークが効果てきめんで、
寒さも関係なく、ガンガン足が前に出ます。
火曜日に受けた大腰筋のワークも効いていて、
まさに今週の２セッションは走るためのバランスを整えるためにあるかのようです。

昨日は特に、ふくらはぎやハムストリングス（大腿の裏ね。）、脊柱沿いをディープにワークしたから、足からのパワーが上体までダイレクトに伝わって、
雪の中を走っているというのに、ウォームアップがやたら早い！！いい気分

ロルフィングの基本１０セッションを受けてから４年近く経っているので、
いかに自分で体の調子を管理できるように努めているといっても
やはり鈍ってきてる部分はあったようで、
改めて体の可能性と、ロルフィングの素晴らしさに感心してます。