Rolfing® Studio Gravitation

不覚の続き

ＣＩジャムでのフォールに失敗して三日、痛みの感覚が徐々に変わっていくのを他人事のように観察しています。

鎖骨と肩甲骨の関節部分の腫れをのこして、ずいぶんと熱や腫れは引きました。

頭を打ったことと関連していると思える部分、特に首のテンションも自分の意識しだいで緩められるし、

中心となる患部を残して、ジンジンとして鈍っていた皮膚の触覚や温感、痛覚が鮮明になり、それと同時に

反射的にストレスとして受け止めていた「痛み」を、気持ちや反射とはある程度切り離して見つめるようになりました。

もっとも、痛みの程度が軽いから、こんなことを言っていられるんだろうけど。

久しぶりの不覚と目覚め

今日は毎月第二・四日曜にある、コンタクトインプロのＪＡＭがある日。

江東区大島の駅で電車を降り、真島スタジオに向かいます。

ＧＷにあったフェスティバル以来のＣＩなのでやや体の鈍りを感じながら・・・でも真島ジャムで会う面々のオープンな、水平感のある雰囲気を浴びたくなり、足が速まる。いつも「ただいま！」と言って入りたくなってしまう、そんな雰囲気がここにはあります。

さて到着し入ってみると、既にまったりとしたムード。

僕と同じ位のころあいに入ってきた男性と二人して始めると、そこに居た面々にも再び火が入ったようにコンタクトインプロが始まりました。

程なくして、僕自身が少し平衡感覚に違和感を感じて、ちょっとフォールに失敗・・・

肩と頭を軽く床にぶつけました。いたたた。

受身をとる取らないの前に、自分の空間的な位置がわかっていなかったのが、失敗の原因。

翻ってみれば、ここ数日は朝晩にヨガの時間を多くとって、頚椎から仙骨までをかなり伸ばして緩めている。

なんだか頭のふわふわするような状態で、からだ的には統合の過渡期真っ最中だったのだった・・・・

こういうときには、元気だからって目いっぱい活動したくなっても、セーブしないとね。痛みとともに少し学びました。

それにしても、もともと柔道をしていたことやコンテンポラリーの練習をしたことで地面との付き合い方を身に着け、踊りの上ではぜんぜんケガをすることがなくなっていたのだけど、軽いとはいえ改めてケガをしてみると僕らの体は危ういバランスの上にようやく成立しているのだなあ、と思いかえしました。

コンタクトインプロを広めていく活動や人のつながりを作る活動がしたいなあ、と思いつつ、今はこの再開したばかりのツールについて知るべきことがとても多いように思えています。

先日の出会いと別れ（の可能性）

コンタクトインプロの団体、ＳＰＩＲＡＬが主催してくださったフェスティバルがＧＷに都内某所であって、クラス受講者を交えたパフォーマンスが浅草のアサヒアートスクウェアで催された。

友人・知人・顔見知りが結構参加しているイベントで、しかも終演後にはジャムセッションができるとあったので出席。

webにある予定の時間に行ったら時間が違っていて待つことに。

浅草からは建設中のスカイツリーがよく見える。ちょうどこのあたりは電線の地下埋設工事が進行中の地区でもあるようだ。

そして地上２０ｍくらいのビルの手すりの上に立ち上がって身をのりだしている若い女性が眼に入る。

彼女の眼下には数ｍ掘り下げた地下の、オープンテラスカフェ。

僕らがいた。

付近に居ると思しき人に向かって彼女は何かを叫んでいる。

既に階段のすぐ下に、男性が近寄っている。説得に向かっているのだろうか。

やがて彼女は短い抵抗のあとで、階段に座って警察の事情聴取を受けている。僕らは避難し、傍観している。

やがて時間がきたのでパフォーマンス会場へ向かった。

彼女の真意は判らない。しかし行動を起こせなかった自分を少し残念に思う。彼女が自分の頭上に落ちてきた可能性だってあったのに。対話や説得、周囲の人への安全確保、やれることはあった。けど、自分とは関係ない、とどこかで考えているから、心身が動かなかったのだろう。

すぐには変われない、少しずつ変わっていこう。

人と出会うことで少しずつ望む方向へ自分が変わっていけると思う。きっかけをもらうことが出来る。一度きりの出会いの中にも、心に刻む瞬間がある。飛び降りようとしていた彼女すら、僕の心に楔を打ち込んだ。結果として僕は生きることに駆り立てられる心地がする。

この日のイベントの参加者とも、素敵な出会いがあった。また紹介したい。

観える友人

ものや人の様子や状態がよく観える人には、すごく敬意を抱きます。

それは僕にとって同じロルファー仲間であったり、セラピストや柔整の友人であったりもします。

言葉で表現しようとすれば「観える」というのは、洞察力や理解力が複合的に備わってる状態？なのかもしれないけど、きっとそんなめんどくさい、とらえどころのない用語の中に事実を埋もれさせてはいけないのだ、とも思います。

今のところ人生経験の厚みと、苦労と、深い愛情とが、僕の友人にさまざまなものを観る力を育てたのだと思っています。特に、自分以外の誰かのために必死で生きるということを経てきた人には、畏敬の念すら湧いてきます。

自分はセラピストとしてはまだまだあまりに未熟です。相手の側に立って寄り添うようにいられる在り方ができたらすばらしいな、と今は思うばかりです。

Webページ内容を拡充しています

こんにちは。改めてロルファーの長島です。

ロルフィングのセッションを始めて3ヶ月あまりが経ち、クライアントのみなさんと非常に実り多い時間を過ごすことができて人間的にも技術的にもほんのわずかながら前に進んでいる実感が持ててきました。その一方で、これじゃいかんなー、と思うことも色々たまってきました＾＾；　問題をほじくり出して順次解消し、より快適な空間づくり、そしてクライアントとロルフィングとの良い出会いをコーディネートしていきたいです。

最近になってようやく、webページのロルフィングに関する情報を更新し始めました。いままで中途半端な情報のままになっていて、方々にご不便とご迷惑をおかけしました。（まだ十分不便だとは思いますが・・・汗）

普段思う事なども更新して行こうとおもいます。過去のログを見直してみたら、いままでトレーニングに関する旅行とコンタクトインプロの記事ばかりだったので、あまりロルファーとしての活動がない！！とあせっているところです＾＾ホント、自分は何屋さんなんでしょうか・・・。昨日もコンタクトインプロのイベントを満喫していましたし。（←オイ！）

ＧＷの終わりにばたばたと慣れない作業をしていたら、ずいぶん遅い時間になってしまいました・・・親友の結婚式に父の還暦祝い、兄と自分の誕生日、コンタクトインプロのフェスに友人の引越し手伝い・・・これじゃ仕事は進みません。